下剋上③<大学受験>
◆2007年~高校2・3年受験期◆
父は東大法学部卒のTHE・エリートだったものの、
ひたすらに「かわいい子には旅をさせない」タイプだった。
あとは、父は学芸大附属高→ストレート東大であり、
経歴だけ見ればいわゆる天才コースではあるけれども、
どちらかというと“努力家”タイプだったそう。
祖父も、曽祖父も東大卒で、しかも1歳下に天才系の弟がいたため、
「絶対に現役で東大に受からねばならぬ」というプレッシャーが強く、
なにもかも犠牲にして大学受験にのぞんだそう。
その犠牲の大きさがとてつもなく大きかったらしく、大変後悔していたそうで、
父はわたしに対して
「勉強できる=エライ!」という価値観を一切教えなかった。
どちらかというと、「好きなことを見つけなさい」と言われて育った。
(ゆるふわ母は言うまでもなく、ずっとふわふわでした。笑)
そんなこんなで、両親ともに
「大学は、行きたいところがあれば行けばいいし、
他にやりたいことがあるならそれをやればいい。お金の心配はしなくていい。」
そう言ってくれていた。
そして、こんなにもゆるふわに育ったにもかかわらず、
それでもわたしには当時、「法学部で学びたい」という強い意志があった。
両親も「あなたがやりたいなら」と、心から応援してくれた。
と、とも、「こんなに勉強をさせず育てたのに、血は争えないわね」なんて
母親からは言われて。女の子は父親に似るのだなあとおもいました。
そして、法学部を目指したそのきっかけはとてもライトなものでした。
2001年~2004年にフジテレビにて放送されていた
「ザ・ジャッジ!~得する法律ファイル」という番組を覚えていますでしょうか?
ザ・ジャッジ! 〜得する法律ファイル - Wikipedia
わたし、当時小学5年生~中学生だったのですが、
この番組が大好きだったのです。
内容まではよく覚えていませんが、全くテレビっ子ではなく、
外で遊ぶほうがよっぽど好きだったわたしが、唯一テレビにかじりついて観る番組でした。
放送が終了した日は悲しくて、虚無感で胸がいっぱいだったことを記憶しています。笑
キムタクの「HERO」を観て法曹を目指す人や
医療ドラマを観て医師を目指す人はよく耳にしますが
バラエティを観て志すようになったわたし。
あまり他人には言っていない、わたしのキッカケです。笑
同じような人がいたらうれしいな。。
結果、なんとか進学校であった高校の勉強に付いてゆき
面倒見のよい予備校“早稲田塾”に通わせてもらい猛勉強の末
無事、某国立大学法学部に現役合格したのでした。
偏差値40以下からのココまで、わたしの下剋上ストーリーでした。